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だます、引っ掛けるは思いのまま。あらゆるインチキ・ゲームを身に付けてあなたもハスラーに。
■ 早飲み競争
ハスラーはこんなふうに話を持ちかけます。
「私はコップ3杯のビールを、あなたがウィスキーを1杯飲むよりも早く飲んで見せますよ。」
どう考えてもウィスキー・グラス1杯を一口で飲み干すより、
ビール3杯を飲むほうが時間がかかるはずです。
なのでたいていは
「面白い。やってみな。」
と賭けにのってきます。そこでハスラーはいくつかの条件を出します。
「まず、私に1杯飲ませてください。これくらいのハンディはいいでしょ。
そして私が1杯飲み終わってコップをテーブルに置くまであなたはグラスに手を触れてはいけません。
誰かにたすけてもらってはいけません。
あと、相手のグラスに手を触れるのは反則とします。
これは相手のグラスを手で押さえて飲めなくすることを防止するためです。」
こんな感じで話を持っていき、この条件での勝負です。
ハスラーはどのようにして勝ちにいくと思いますか?
▼ 解決法
ハスラーは最初1杯めのビールを飲み干します。
そして空になったコップをさかさまにして相手のウィスキー・グラスの上にかぶせてしまいます。
相手はウィスキー・グラスを取ることができません。
取ろうとすると相手のコップに手を触れることとなり反則となってしまうからです。
相手が飲むことができないので後はゆっくりとビールを飲み干せばハスラーの勝ちとなります。
相手のグラスに触れさせない口実としてはじめに
「これは相手のグラスを手で押さえて飲めなくすることを防止するためです。」
と言って納得させるところがうまいですよね。
本当の目的は別にあったというトリックが絶妙です。
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